SIXIÈME GINZA MAGAZINE 008

Spring Jewelries

きらめく春に向けての準備

気持ちのいい季節が始まりました。穏やかな陽射しと心地よい風に誘われて、コートを脱ぎ、明るい春色の装いで出掛けたくなってしまいます。
肌の露出が増えるにつれて、気になるのがジュエリー。ピアスやイヤリング、ネックレス、リングそしてブレスレットまで、冬よりも断然、アクセサリーが人目に触れるようになってくるからです。
高価なジュエリーを日常使いするのも大人女性ならではの贅沢な楽しみ方ですが、気軽に楽しめるファッションジュエリーを見つけて、フレッシュな気分で日々を過ごすようにしています。
顔周りやデコルテ、手首や指先に、春の光や輝き、色を添えるジュエリーは、大人の女性をより美しく見せる魔法の道具。お気に入りのジュエリーを身に着けるしぐさやひと時は、慌ただしい日常に豊かな気分をもたらしてくれます。
光を通す透明感や花びらのような半透明の素材、時を経たような穏やかな輝きのメタル使い、優しい曲線のデザインや揺れ動くデザインの中からピアスとリング、ネックレスとブレスレットなどをお揃いで選ぶ、手持ちのジュエリーと重ね付けをするなど、今シーズもまた春の装いに、シンプルで飽きのこないお気に入りのジュエリーを揃えたいと思います。

“身だしなみ”としてのジュエリー

例えば、春らしいワンピースに、ちょっと華奢なネックレスやリングをと考えた時に、気をつけたいのがデコルテや指先のケア。ネックレスやリングをより際立たせる基礎となる部分なのに、顔ほどにはお手入れしていないものです。バストの重みを支え続けているデコルテ部分や、日々パソコンや家事で酷使し続けている指先までケアが行き届いていることが、大人の女性の本当のおしゃれ。デコルテや腕、指先、足先にかけてゆっくりと愛情を持ってマッサージし、華美にならないシンプルなネイルを施してみる。基礎から端々までボディをケアしておくことが大人の身だしなみとしてのジュエリー術と言えるのではないでしょうか。
しっかりとケアをした肌に、遊びごころのあるファッションジュエリーをあしらって、姿勢を正して街に飛び出したら、なんだか自分の中にも春が訪れた感じがします。
大人の“身だしなみ”として、もう一度、ジュエリーの楽しみ方を考えてみませんか。

Hirotaka

ヒロタカ

フランス・パリでジュエリーの基礎を学んだ井上寛貴氏が、2010年ニューヨークSOHOの小さなトランクショーから始めた、ミニマルでエッジが効いた新感覚ジュエリー。日本の職人により全てハンドメイドされ、繊細な作りの中に今の時代感をプラスしてくれます。邪魔をしないのに、凛とした存在感がある、手持ちのものと重ね付けし、デイリーユースしたいジュエリーです。

MARIHA

マリハ

旅それぞれの個性を持つ大人の女性が毎日でも身につけることが出来るファインジュエリー。パリ在住のデザイナー上田真理絵氏が、2006年に発表した日本古来の「花鳥風月」という美意識を大切にしたミニマルかつ繊細なデザイン。プレシャスストーンを使用したジュエリーは顔周りに色を添え、大人の女性に輝きを与え、より美しく見せてくれます。

MIZUKI

ミズキ

デザイナーのMIZUKI GOLTZ(ミズキ ゴルツ)氏が1996年ニューヨークで立ち上げた、個性とラグジュアリーが共存するファッション・ファインジュエリー。洗練されたナチュラルな女性に良く似合う、大人の個性が光るデザインは、女性の華やかさに潤いを与え、シンプルなスタイルのアクセントとしてコーディネートを楽しみたい逸品です。