SIXIÈME GINZA MAGAZINE 005

一人旅のススメ

一人旅に出かけてみようと考えています。
仕事や家庭、社会の中で様々な経験をして、そう、旅も国内海外問わずいろんなところに出かけました。お友達や家族と。でもこうやって忙しく忙しく立ち働いていると、いざ時間がとれても一緒に旅行に出かける仲間が見つからないこともでてきます。
そんな時、気ままな一人旅もいいかなと思うのです。知らない土地に一人というのはドキドキしますが、今までの経験がさらに積み重なって行く感覚は楽しいもの。同行者を気遣う気苦労もないひとり旅で、ゆっくりと過ごすリゾート、美術館巡りをメインに考える旅、宿坊に泊まり坐禅を体験してみる、短期でスクールに入ってみるなど、やってみたかった様々な自分磨きの旅のアイデアが背中を押してくれます。
とはいえまだまだ若いつもりでも不安がないわけではありません。そんな時は現地のガイドに頼ってみたり、現地に住む友人を誘って少しの間合流するというのも心強いですし、何より楽しさをその場で分かち合うという歓びが心地よいのです。
旅慣れた大人の女性だからこそ見つけることのできる何かに出会う一人旅も素敵です。

旅支度から始まる、自分回帰

街歩きや大自然に触れる、土地の食を堪能するなど旅先の場面を自分らしく、心地よく過ごすための旅支度。自分なりの厳選シューズは3足。
その時の私ルールは、シューズは最低3足持っていくことです。乗り物での移動や街歩き用の疲れにくい、全天候型の靴。部屋や宿の近くの散策用にさっと履ける、スリッパのようなミュールやスライダー型の靴。そしてレストランディナーにはヒールのある靴です。
限られた旅先でのワードローブ。ワンピーススタイルにもパンツスタイルにもクロスすることのできる頼もしい3足のシューズ。旅先を快適に、心から楽しんでいる自分を思い描く時間。そこからもう私の旅は始まっています。

ホテルに着いて、スーツケースのパッキングを解く。クローゼットに洋服をかけ、靴3足をクローゼットに収め、バスルームに化粧品をセットし。少しづつ旅先の部屋が自分のものになっていき、一人旅の喜びを実感するひと時。また、素敵なお花屋さんを見つけたら、自分のためのお花を買い求めます。
大切な家族や仲間から離れ、自分自身へと返る旅の時間。帰ったらみんなに感謝して、旅先で出会ったお土産と新鮮な食材でテーブルを囲み、やらかしてしまった失敗や自慢も少し、旅のお話を伝えたいと思います。

Aquazzura

アクアズーラ

旅を普段と同じセンスで過ごすために押さえておきたいポイントの1つ目は、“デザイン”。Aquazzura[アクアズーラ]は、デザイナーのエドガルド・オソリオが2011年創設し、洗練された繊細な美しさと、モダンさ、そしてフィレンツェの伝統を受け継ぐ熟練の職人たちが支える履き心地の良さは女性のリアルクローズに取り入れ易い靴。旅先でのレストランへ出かける時に是非履きたい1足。

ALUMNAE

アラムナエ

旅を普段と同じセンスで過ごすために押さえておきたいポイントの2つ目は、“カラー”。ALUMNAE [アラムナエ]は、Sigerson Morrisonを設立したKari SigersonとEliza Axeleson-Chideseyが2016年春に立ち上げたNYシューズブランド。クリーンさとモダンさがあり、イタリアンカーフを使用し品質と細かなディテールに拘った靴。綺麗な深緑色は、トラベルスタイルに抜け感と開放感をプラスしてくれる。キメ過ぎないラフなムードは、着こなしを途端に“旬”の顔に見せてくれる。

Chausser

ショセ

旅を普段と同じセンスで過ごすために押さえておきたいポイントの3つ目は、“素材の新しさ”。
Chausser[ショセ]は日本を代表するシューズブランド。2016年秋より、デザイナー前田洋一氏が手掛ける「旅行」をテーマとしたNEWブランドの【TRAVEL SHOES by chausser(トラベルシューズバイショセ)】は、モードでスタイリッシュな外観でいて、軽さとしなやかさ、防水性もあるのに通気性も良く、機能性と実用性を備えたデイリーユースの靴。旅先での突然の雨でも焦らない理由は、足元にあり。新しいレインシューズとしても揃えたい1足。